第26回 医学教育指導者フォーラム
 平成26年7月15日(火) 10:00〜17:20
東京慈恵会医科大学 大学1号館講堂
  

   テーマ: 医学教育におけるパフォーマンス評価
       - パフォーマンス評価による学習の質の評価 -
                          
     <趣旨と背景
   講  師:
Professor Jane Dacre (UK)
        
Professor Trudie E Roberts (UK)
        
松下佳代 / 長谷川仁志 / 田川まさみ

 開 催 要 綱  English version 

開 催 案 内 
出 欠 票 
  ・第26回 「医学教育指導者フォーラム」の開催案内を、5月23日(金)に発送しました。
 ・
出欠票は、上記からダウンロードしてお使いください。
 ワードファイルに直接打ち込み、ワードのまま、6月 13日(金)までにご返信願います。
  出欠票が未提出の医学部は、出席・欠席にかかわらず至急提出してください。(6/23 まで)
 返信方法は、開催案内に同封の 「連絡事項」 にてご確認ください。

 医学教育におけるパフォーマンス評価  - パフォーマンス評価による学習の質の評価 -
 
(趣旨と背景)

  医学教育卒前教育では、「医学教育分野別質保証」(国際認証)が重要課題となっています。医学教育分野別評価基準日本版でも「卒業時アウトカム」に関して、卒業時に学生が身に付けているか教育成果として評価することを求めています。アウトカムとは、「知っている」だけでなく、その知識をもとに「できること」をいいます。従来の医学教育では筆記試験で学生の能力を測ってきましたが、「知っていること」と「できること」とは異なり、筆記試験だけでは「できること」を評価することはできません。そこで、アウトカムを評価するために、「できること」を評価する方法が必要となりました。「できること」を評価する方法として、今回のフォーラムで取り上げる「パフォーマンス評価」があります。「パフォーマンス評価」は次のように定義されています。「ある特定の文脈の下で、様々な知識や技能などを用いて行われる人の振る舞いや作品を、直接的に評価する方法と定義できる。パフォーマンス評価は、学校だけでなく、学校外のさまざまな場面(仕事場、スポーツ、芸術などでも行われている。」(佐伯 胖 監修.『「学び」の認知科学事典』.大修館書店.2010年.) 医学教育では、客観的臨床能力試験(OSCE)、Workplace-based Assessments (WPBA) やポートフォリオなどがパフォーマンス評価として用いられています。今回のフォーラムでは、OSCEWPBA の発祥の地である英国からこの分野の専門家をお招きして基調講演をいただき、さらに国内でのパフォーマンス評価の試みを日本側の講師に解説していただきます。卒業生の能力をどのように評価し保証していくかという極めて重要な課題です。

Workplace-based Assessment とは、
 今までも臨床実習での学生の評価として、観察記録が用いられてきました。学生が実際の現場でどこまで「できるか」を評価する方法として、
Mini-CEXmini-clinical evaluation exercise:学生が実際の患者さんから病歴聴取や身体診察を行う場面で、指導医が学生の行動をチェックリストをもとに評価する)、DOPSdirect observation of procedural skills:静脈採血などの実際の診療手技を学生が行うときに、指導医がチェックリストをもとに評価する)、CbDcase-based discussion:学生が担当している入院患者さんの報告を指導医に行い、指導医との間で討論する内容を評価する)やMini-PATmini-peer assessment tool:病棟の多職種が臨床実習中の学生の評価を行い、これを臨床実習責任者がデータ収集する)などがあります。これらはすべてWPBAです。このWPBAは英国の臨床研修制度、Foundation Course2006年に2年間のコースとして開始されたときに、研修医の評価として組織的に導入されました。その後、英国ではパフォーマンス評価として卒前臨床実習にも取り入れられています。

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